※開催レポート(2025年 事務長サミット)
診療所事務長会 特別編
3回目となる事務長サミット開催
人にまつわる問題についてディスカッション

一般社団法人診療所事務長会は、11月15日、ホテルモントレグラスミア大阪にて「2025年事務長サミット」を開催しました。
3回目となる今年のテーマは、現場で関心の高い「人事・労務」。当日は全国から多くの事務長が参加し、学びと交流の充実した1日となりました。
今回は残念ながら参加できなかった方のために、セミナーの一部をこちらで報告させていただきます。

■人にまつわる“もしも”に備える重要性
冒頭では、谷口代表理事よりあいさつがあり、「セミナー後のアンケートでは、人事・労務に関するテーマへの関心が特に高い」との報告がありました。
代表理事ご自身も、人事・労務に日々悩む事務長の一人であると語り、「今回は“人にまつわる様々なエラー”をテーマに、実践的な学びと生きた情報交換の場にしたい」と参加者へ呼びかけました。

■院長不在という危機から学ぶ事務長の役割
第1部の勉強会では、株式会社秋桜プランニング代表取締役の新井川真佐子氏が登壇。「院長不在から始まった闘い」と題し、事務長が直面し得る“もしも”の事態への備えについて講演されました。
30年にわたる医療現場での経験をもとに、2018年に医療法人理事長が事故で急逝した際、自らが決断を迫られた実体験が語られました。「外来だけは止めない」と決意し、30人近くの医師と面談を重ね、2か月後に後任医師を確保したエピソードは、参加者に大きな気づきを与えました。
また、人事・総務、財務・経理、業者対応、外部交渉など、自身が担ってきた業務を書き出した際、「これほど多くの責任を背負っていたのかと実感した」と述べられ、BCP対策として“人が突然いなくなるリスク”への備えの重要性を強調されました。

■実務に即した人事・労務ケーススタディと交流
第2部の事務長サミットでは、「人事・労務に関するケーススタディ」をテーマに、労基署への通報事例やカスハラ時の個人情報の取り扱いなど、具体的な2つのケースをもとにグループディスカッションが行われました。各テーブルからの発表に対し、弁護士・社労士のパネリストが専門的見地から解説し、現場ですぐに活かせる実践的な学びの場となりました。
第3部の懇親会では、参加者同士の情報交換が活発に行われ、日頃の悩みや課題を共有する貴重な交流の時間となりました。

