診療所事務長会関東  「医療現場のカスタマーハラスメント対策」

日時:2025年12月17日(水)

 

■セミナーレポート■

医療現場におけるペイシェントハラスメント(いわゆるカスタマーハラスメント)への対応をテーマに、実務と法務の両面から学ぶセミナーを開催しました。

 

本セミナーでは、「スタッフの心身の保護を最優先とする」という基本方針のもと、ハラスメントを早期に認定し、院が主体となって対応する重要性が強調されました。

特に、口頭対応を長引かせず、速やかに書面対応へ切り替える運用や、電話・メール・来院時など接触チャネルごとの具体的な対応方法が紹介されました。

 

また、応召義務と診療拒否の正しい考え方、弁護士の早期活用によるリスク低減、診療報酬や賠償保険を含めた法的リスク管理についても解説が行われました。

ハラスメント対応は、もはや個人対応ではなく、医療機関全体で取り組むべき経営課題です。本セミナーで得られた知見を活かし、スタッフが安心して働ける環境づくりと、

持続可能な医療体制の構築につなげていきます。

 

 

■懇親会(医療機関紹介) ■

用意されたスロットで、参加された20の医療機関の皆様をご紹介するコーナーを設けました。司会は当会のメンバーが務め、和やかで親しみやすい雰囲気の中で進行させていただきました。

 

 

各機関の診療科目や規模、所在地、特に関心をお持ちの課題領域などが紹介される中で、参加者全員が互いのことを知る機会となりました。医療機関の中には初参加の方もいらっしゃり、

また、参加した企業はすべて今回が初参加でした。会場では名刺交換を中心に活発な情報交換が行われ、医療現場の課題や日頃の取り組みについて意見が交わされました。

 

 

立場の異なる参加者同士の交流を通じて理解が深まり、終始和やかな雰囲気の中で、新たなつながりが生まれる有意義な時間となり、大変盛況のうちに終了しました。